旬報社WEBセミナー「パワハラ」リポート!

弊社刊行の梅田和尊『最新テーマ別[実践]労働法実務6パワハラの法律実務』のWebセミナーは、第1回を7月2日、第2回を7月9日の2日間にわたって開催しました。
第1回は基礎編として、「事業主のパワハラ防止措置義務(労働施策総合推進法)」「パワハラとは?違法かどうかの判断方法」「使用者に対する責任追及(安全配慮・職場環境調整義務)」について解説していただきました。
パワハラの定義や使用者が負うべき安全配慮義務・職場環境調整義務、そして労働施策総合推進法で規定されたパワハラ防止措置義務などを丁寧に解説がなされました。
第2回は実践編として、「相談の聞き方・アドバイスの仕方」「紛争解決のポイント(交渉、訴訟・労働審判、労災申請、行政機関)」について解説していただきました。
「業務指導」と「パワハラ」の境界線の見極めや相談者が「ひどいパワハラを受けた」と訴えても、客観的な証拠がないとなかなか難しいが、そのような場合の対応策など梅田先生の経験をふまえた解説がなされました。
パワハラは密室(1対1の面談、口頭での罵倒など)で行われることが多く、証拠が「相談者の日記」や「記憶に基づくメモ」しかないケースが少なくありません。こういった場合の対応なども解説していただきました。
弁護士にとってパワハラ案件は、実態(被害者の苦痛)としては非常に重大であるにもかかわらず、法的・経済的な救済(慰謝料額や証拠の確保)が追いつきにくいという構造的な乖離が最大の悩みと言えます。
そのため、単に白黒つけるだけでなく、労働審判の場などを活用して「いかに迅速に、依頼者が前を向いて再スタートを切れる着地点(金銭解決・退職条件の適正化など)を見出せるか」という、高度な交渉戦術と大局的な判断が日々求められているという梅田先生の指摘は非常に参考になると思います。
以下、続々と労働法Webセミナーを開催します。
ぜひご参加ください。
第一人者がリアルタイム解説! 社員の退職をめぐる最新論点と相談対応・訴訟実務のポイント
講師:嶋﨑 量弁護士(神奈川総合法律事務所)
第1回目基礎編 8月4日 17時~18時30分(締め切りは8月2日)※「見逃し配信」(8/5~9/5まで)
・退職をめぐる紛争の基本概念
・相談対応時の注意
・退職妨害の対応など
第2回目実践編 8月17日 17時~18時30分(締め切りは8月15日)※「見逃し配信」(8/8~9/8まで)
・会社からの返還請求(留学費用、サイニングボーナス)
・会社からの損害賠償請求(業務上のミス、競業避止)
・退職時の社員に対する支払拒否・私物返還 など(退職金、退職後に支払期限が到来する賃金)
[受講料]
価格:全2回11,000円(税込)
社員のメンタル疾患によって増える「休職」その論点整理と実務対応
講師:塩見卓也弁護士(市民共同法律事務所)
第1回目基礎編 8月19日 17時~18時30分(締め切りは8月17日)※「見逃し配信」(8/20~9/20まで)
・休職制度の体系的位置づけ
・傷病休職制度の趣旨
・傷病休職制度適用の各段階における論点
第2回目実践編 8月26日 17時~18時30分(締め切りは8月24日)※「見逃し配信」(8/27~9/27まで)
・傷病によって働けなくなった労働者からの労働相談対応
・傷病休職をめぐる訴訟対応
・傷病休職をめぐる紛争の労働審判対応
[受講料]
価格:全2回11,000円(税込)